電気工事会社の売却・M&A・事業承継
電気工事会社を売る前に確かめるのは、社長が退いた日に許可と登録の要件が残るかです。経営業務の管理体制、営業所技術者、主任電気工事士の三つを社長一人で担っている会社では、株式を譲っても、社長が抜けた日に条件が欠けます。電材商社として工事会社と取引してきた立場から、許可と届出の順番、買い手、業界の数字を一次資料で整理します。
最終更新:
- 相談は無料
- 匿名で可
- 売却を決めていなくてよい
電気工事業界の現在地
数字はすべて官公庁・業界団体の一次資料から引用し、出典と年次を明記しています。 他社の記事に流通している出典不明の数値は使いません。
電気工事の承継で、実際につまずくところ。
許認可と有資格者の整理は、譲渡が成立するかどうかそのものを左右します。 ここを後回しにすると、条件が固まってから話が振り出しに戻ります。
経営業務の管理体制を、社長一人で満たしている
建設業許可の基準の一つが、経営業務を適正に管理できる体制です。2020年10月施行の省令では、満たし方が二通りあります。常勤役員等の一人が、建設業で5年以上の経営業務の管理責任者の経験(または準ずる地位での経験)を持つ形。もう一つは、建設業での役員経験2年以上を含む役員経験を持つ常勤役員等に、財務管理・労務管理・業務運営の経験者(許可を受けている会社での5年以上の業務経験が要ります)を直接補佐する者として付ける形です(建設業法施行規則第7条第1号)。この要件は会社に付くのでなく、満たしている人に付きます。その人が退くと、株式を譲って会社が同じでも要件が欠けます。欠けたときは2週間以内に届け出る必要があり、代わる者や体制がなければ許可は取り消されます。取消しは行政庁の裁量でなく義務です(建設業法第11条第5項・第29条第1項第1号)。
売却を考え始めた段階で、許可申請書の控えを開き、誰がどちらの形で要件を満たしているかを確かめます。社長だけが満たしている場合、手は三つです。社長が株式譲渡のあとも常勤役員として残る期間を決める。買い手から、建設業の経験が5年以上ある人を、この会社の常勤役員として送れるか確かめる(他社の常勤役員との掛け持ちが認められるかは、許可行政庁に確認する点です)。補佐者のルートで、社内にいる財務・労務・業務運営の経験者を補佐者に置く(買い手側の人は、この会社での5年の経験がないので補佐者になれません)。どれも人を動かす話なので、契約日ではなく、その人が常勤役員に就く日から逆算して予定を組みます。
営業所技術者(旧:専任技術者)が辞める、または現場に出ている
営業所ごとに、営業所技術者を専任で置くことが許可の基準です(建設業法第7条第2号)。2024年12月13日施行の改正で条文上の名称が専任技術者から営業所技術者に変わりましたが、検索や現場では旧称がまだ使われています。電気工事業では、第一種電気工事士、1級・2級電気工事施工管理技士、第二種電気工事士で免状交付後3年以上の実務経験がある人などがなれます(建設業法施行規則第7条の3)。実務経験で数える場合、免状が要る電気工事の経験は、免状を取得したあとの期間だけが算入されます(国土交通省の許可事務ガイドライン)。この人が欠けた場合も2週間以内の届出が必要で、代わる者がいなければ許可は取り消されます。なお、専任でも現場に出られないわけではありません。専任を要する工事(国・自治体の工事や事務所・工場・学校・共同住宅などの工事で、請負代金4,500万円以上、建築一式は9,000万円以上)には、2024年12月13日から、その営業所で契約した1億円未満(建築一式は2億円未満)の工事を1現場に限り兼ねられる特例があります。移動時間はおおむね2時間以内、下請は3次までなどの要件があります。それ未満の、専任を要しない工事で営業所に近い現場を兼ねる従来の運用は、引き続き使えます。ただし両者の併用はできません。
営業所ごとに、技術者の氏名、資格の根拠(どの資格か。実務経験で数えているなら、何年の何の工事か)、最近3年で現場の主任技術者を兼ねた案件があるか、を一覧にします。兼ねた案件が専任を要する工事なら、請負代金と、契約を結んだ営業所が特例の要件に合っていたかを契約ごとに見ます。営業所を統廃合する案では、統合後に、その営業所に専任で置ける技術者が残るかを先に検証します。営業所技術者が欠けたとき、2週間という期限は買い手の入る時期に関係なく進むため、後任の候補は契約前に決めておく必要があります。
主任電気工事士を、社長本人が務めている
電気工事業法の主任電気工事士は、一般用電気工事(住宅や小規模な店舗など、低圧で受電する設備の工事。小規模な太陽光発電設備なども含まれます)の業務を行う営業所ごとに置きます。全営業所ではなく、その業務を行う営業所ごとです。第一種電気工事士、または第二種電気工事士免状の交付後3年以上の実務経験がある第二種電気工事士が対象です(電気工事業法第19条第1項)。キュービクルなど自家用の工事だけを請ける事業者は、登録でなく通知の制度で、主任電気工事士を置く義務もありません。見落とされやすいのは例外です。事業者本人(法人は役員のいずれか)が有資格者で、その営業所の業務に自ら主として従事する場合は、選任が要りません(同条第2項)。社長が有資格者の小さな会社は、主任電気工事士がいなくても条文上は成り立っています。社長が退任するとこの例外が外れ、知った日から2週間以内に主任電気工事士を選任しなければなりません(同条第3項)。2週間を過ぎても選任しないと、3万円以下の罰金の定めがあります(第39条)。
営業所ごとに、主任電気工事士の氏名、第一種か第二種か、社長の例外で選任を免れていないかを確認します。社長の例外に頼っている場合は、売却後に主任になる社員の候補と、その人の実務経験が数えられるかを先に確かめます。県の案内では、第二種の3年の実務経験は、免状交付後に登録または届出のあった電気工事業者の下で従事した期間に限られ、証明者との雇用関係が要るとされています(運用の細部は県で異なります)。選任したあとは、主任の変更を届け出ます。期限は、登録電気工事業者が変更から30日以内、みなし登録は条文上「遅滞なく」です。例外は人に付くため、社長の退任日が、そのまま欠員の日になります。
建設業許可があっても、電気工事業法の届出は別に要る
電気工事業を営む会社は、建設業許可の有無にかかわらず、電気工事業法の制度に入ります。許可がなければ登録電気工事業者で、5年ごとに登録を更新します。許可があれば、登録の章は適用されず、登録電気工事業者とみなされる「みなし登録電気工事業者」になり、開始・変更・廃止を届け出ます(自家用電気工事だけなら、届出でなく通知です。同法第34条)。登録証はなく、手元にあるのは届出の受理通知書です。「許可があるから電気工事業の手続きは要らない」と取り違えると、届出の漏れが残ります。届出をしない場合は2万円以下の罰金の定めがあり(第40条)、「無登録営業」とは別の扱いです。許可を更新するたびに、届出書に載る許可の年月日と番号が変わるため、県の案内では、そのたびに変更届が要るとされています。
建設業許可の通知書と、電気工事業法の届出の受理通知書を並べて、許可の年月日と番号が一致しているかを見ます。ずれていれば、更新のたびの変更届が出ていない可能性があるので、売却の前に出し直します。登録電気工事業者が許可を取った場合は、従前の登録が効力を失うため(第34条第6項)、許可の日のあとに開始届が出ているかも見ます。建設業許可が消えれば、みなし登録の土台も消えます。電気工事を続けるには、許可を取り直すか、許可を受けずに登録電気工事業者の登録を受ける道になります。ここは国土交通省所管の許可と、経済産業省・都道府県所管の電気工事業法の届出が別の窓口にあるために、取り違えが起きやすい箇所です。
売り方で、許可と届出の扱いが変わる
株式を譲渡する場合、許可を持つ法人は変わらないので、承継の認可は要りません。役員などに変更があれば、変更届を30日以内に出します(建設業法第11条第1項。承継の対象に株式譲渡が入っていないという条文からの整理で、国土交通省が株式譲渡に直接触れた文書は確認できていません)。事業譲渡・合併・分割は、あらかじめ許可行政庁の認可を受けると、譲受人が譲渡の日に建設業者の地位を承継し、許可の空白が生じません(同法第17条の2、2020年10月施行)。令和7年度の認可は全国で1,092件で、うち譲渡及び譲受けが954件でした(業種別の内訳は公表されていません)。電気工事業法のほうは仕組みが違います。登録電気工事業者は、事業の全部の譲渡・合併・分割・相続で地位を承継し、承継の日から30日以内に事後の届出をします(同法第9条)。みなし登録の会社には、この承継の条文が適用されません(第34条第1項)。
売り方は、許可の業種、国土交通大臣許可か知事許可か、公共工事の有無から決めます。認可の標準処理期間は、国土交通大臣許可で書類到達からおおむね90日です。知事許可は都道府県ごとに定められているので、営業所のある都道府県で確認し、そこから契約日を逆算します。認可では、譲受人も経営業務の管理体制と営業所技術者の基準を満たすことが求められます(同法第17条の2第4項が第7条を準用)。買い手が許可を持たない場合、買い手側に人の要件が要る、という点が株式譲渡との大きな違いです。電気工事業法の届出は、事業譲渡や合併の場合に条文が答えを書いていない場面があるため、契約を結ぶ前に、届出先の窓口に確かめます。
ここまで読んで「うちはどうだろう」と思われたら、 そこがご相談のタイミングです。
売却をお決めでなくて結構です。費用はかかりません。匿名でもかまいません。
許可・登録を、もっと詳しく
- 売る・残す・たたむで、許可と登録の行き先はどう変わるか 承継方法別の早見表
- 経営業務の管理責任者が退任・死亡したら|建設業許可を残す3つの手と2週間の期限 経営業務の管理責任者
- 専任技術者(営業所技術者)が退職したら 2週間以内の手続き
- 主任電気工事士がいない・退職したら 2週間以内の選任
- みなし登録電気工事業者とは 売る・合併・相続のときの届出
- M&A・合併で経審と入札参加資格はどうなる
- 建設業許可は買える?許可付きの電気工事会社を引き継ぐ条件
決算書に出ない、電気工事の値打ち。
有資格者の人数と年齢構成
第一種・第二種電気工事士、1級・2級電気工事施工管理技士、電気主任技術者が何人いて何歳か。受注できる工事の範囲と量は、この人数で決まります。自家用電気工作物(キュービクルなど)の電気工事の作業には、認定電気工事従事者が行える簡易電気工事などを除き、第一種電気工事士が要ります(電気工事士法第3条第1項・第4項)。
資格は人に付くので、会社を買っても、人が残らなければ手に入りません。仕事は増え、人は減っています。電気工事の受注高は5年連続で前年を上回り(令和7年度+9.7%)、会員企業の技能職員数は前年度比4.8%減でした。採用で一人ずつ増やすより、資格者の在籍する会社を丸ごと取るほうが早い、と考える買い手がいます。
元請比率と、単価を転嫁できているか
元請として直接受注しているか、下請の何次か。ゼネコン・管理会社・工務店・施主のどこから仕事が来ているか。電工の公共工事設計労務単価は、令和2年の20,796円から令和8年3月に28,017円まで約35%上がりました。
人件費が上がる局面では、請負単価に反映できる立場かどうかで粗利が分かれます。買い手は、自社の売上高経常利益率を、電気工事業の平均8.473%(令和6年度建設業構造実態調査)に並べて見ます。元請か下請かと、粗利率の数年分の推移を、決算書で説明できる状態にしておくと話が早くなります。当社の診断では、元請比率50%以上を加点、20%未満を減点で見ています(当社の算定方法であり、市場の相場ではありません)。
利益の安定性(過去5年の経常利益の推移)
過去5年の経常利益を、電気工事業者の71.61%が「横ばい」、15.03%が「減少」、13.36%が「増加」と答えています。建設業全体で「減少」は24.46%でした(令和6年度建設業構造実態調査)。
横ばいが多数派の業界では、増えている会社は理由(保守契約、元請比率、特定の顧客)が説明できれば評価の根拠になります。減っている会社は、原因が一過性かを問われます。買い手が見るのは金額より、自社が3つのどこにいて、その理由を言えるかです。
保守・点検の継続契約本数
工事は単発ですが、保守は毎年入ります。契約本数、年間の定額収入、契約先ごとの更新時期が、決算書の売上の「質」を決めます。
工事の売上は受注残がなくなれば止まりますが、継続契約は翌期の売上が見えます。買い手にとっては、買収後の最初の1年の資金繰りを読める材料になります。契約書があるか、口約束かでも評価は変わります。
工事台帳・未成工事支出金の整備状況
案件ごとの原価と粗利が出せる状態か。期末の仕掛かり中の工事について、進捗と原価(未成工事支出金)が把握できているか。
台帳がないと、期末の利益が工事の進み具合で動いても、その理由を買い手が確かめられず、実質の営業利益を確定できません。確定できない分は、買い手が値引きで織り込みます。当社の診断では、案件別に原価・粗利が出せる会社を年数で+0.4年、まとめてしか把握していない会社を-0.4年で見ています(当社の算定方法です)。
経営事項審査(経審)の結果と入札参加資格
公共工事を発注者から直接請け負う建設業者は、経営事項審査を受けなければなりません(建設業法第27条の23)。経審の結果と、発注者ごとの入札参加資格は、公共案件の受注枠そのものです。
受注枠は、新しい会社が一から作ると年数がかかります。株式譲渡なら、経審を受けた法人が変わらないので、枠は原則として会社に付いたまま残ります。事業譲渡や合併では、認可を受けて許可を承継すれば、経審の結果も承継されます(国土交通省の許可事務ガイドライン)。ただし新しい体制での経審は別に受ける必要があり、入札参加資格の承継は発注者ごとに手続きが違います。公共工事の比率が高い会社ほど、売り方の選択が価格に響くので、契約の前に発注者の窓口で確認する項目です。
電気工事を、誰が買うのか。
売り手の方が最初に知りたいのは価格ではなく、「本当に相手がいるのか」です。 この業種の買い手になりうる会社を、類型ごとに整理しました。
同業の電気工事会社(地域・技術者の補完)
商圏が隣接し、技術者を融通でき、許可の業種も重なる相手です。許可の要件を満たす人を自社から送り込める可能性があり、買収後の運用を想像しやすい買い手です。令和6年度の建設業構造実態調査では、電気工事業者の30.87%が今後の方針に「現業強化による規模拡大」を挙げています。一方、組織変更の意向で「他社との合併」を挙げたのは2.663%で、実際に動く会社は限られます。
電力系サブコン・大手設備工事会社
全国展開を進める大手が、地域の施工力を取り込む形です。上場大手は、中期経営計画でM&Aを投資の用途として明記しています。日本電設工業のように、協力会社の事業承継を支援すると明記する例もあります。次の3件は個別の買収ではなく、各社の計画に書かれた方針です。
- 方針の記載:きんでんは中期経営計画(2021〜2026年度)で、2026年度に連結売上高7,000億円程度・営業利益500億円程度を目標に掲げ、成長投資に「事業基盤の整備・拡充(M&A含む)」を明記しています。 出典
- 方針の記載:関電工は2024〜2026年度の中期経営計画で総額1,250億円程度の投資を計画し、そのうち事業投資550億円程度の用途に「M&A・アライアンスによる事業領域拡大・既存事業深化」を挙げています。 出典
- 方針の記載:日本電設工業は、2024〜2031年度累計750億円の成長投資の用途に「施工体制強化や新規事業に通じるM&A」と、「協力会社へ採用や事業承継などの支援の強化」を明記しています。 出典
- 買収:きんでんが弘電社(電気設備工事と、汎用電気機器などの商品販売)に公開買付けを実施(2026年5月25日発表)。2026年9月30日付で完全子会社にしました。 出典
※ 公表情報をもとにした業界動向の紹介であり、いずれも当社が関与した案件ではありません。
異業種大手(データセンター・半導体需要)
建物を建てる側の大手が、施工力を買う動きです。電気設備の施工体制は、自前で持つか買うかの対象になっています。公表事例は、次の1件です。
- 買収:大和ハウス工業が住友電設を買収(2025年10月発表)。買収総額は約2,920億円(少数株主向けTOB約1,700億円と、住友電設が住友電気工業から買い取る自己株式約1,220億円)で、建設業界のM&Aとして過去最大級になりそうだと報じられています。狙いはデータセンター・半導体工場の建設と技術開発力の強化です。 出典
※ 公表情報をもとにした業界動向の紹介であり、いずれも当社が関与した案件ではありません。
電材商社(川上からの統合)
資材を納めている商社が、施工まで一貫して持つ形です。資材の売上が増える一方、電気工事の許可と有資格者を自社で持つ必要が生じます。当社自身も電材商社なので、この類型の買い手とは利害が重なりえます。その扱いは、利益相反方針のページに載せています。
この業種では、実際に買い手が動いています。
各社の公表情報のまとめであり、当社の成約実績ではありません。
2026年9月
きんでん〈1944〉 が 株式会社弘電社〈1948〉 を譲受
電気設備工事の大手 → 東京都中央区。電気設備工事事業と、汎用電気機器・産業用電気電子機器などの商品販売事業。1917年設立。2026年9月30日付で、きんでんの完全子会社に
きんでんは2026年5月25日に公開買付けを発表し、7月13日の決済で弘電社株式の42.53%を取得しました。親会社だった三菱電機の保有分(51.36%)は、株式併合のあと弘電社が自己株式として取得する形で整理され、9月30日に完全子会社になっています。電気工事の会社が、工事と機器販売の両方を持つ会社を、親会社の持ち分ごと買った事例です。
2021年1月
サコス〈9641〉 が 親和電気株式会社 を譲受
建設機械レンタルが主業務 → 大阪府守口市。電気設備工事、プラント工事。1964年設立、売上高5.16億円(2020年3月期)。議決権の100%を取得し、連結子会社化。取得価額は非開示
開示された理由は、サコスが貸し出す発電機のレンタルと、親和電気の業務を組み合わせて、新しい需要をつくることです。買い手は電気工事の同業でも商社でもありません。株式はオーナー社長が86.7%、他の株主1名が13.3%を持っていました。
2018年12月
藤井産業(現・藤井産業ホールディングス) が 株式会社サンユウ を譲受
宇都宮市。グループで電設資材・情報機器・建設資材などの卸売、施工・保守を行う → 埼玉県ふじみ野市。産業機械の電気設備工事、制御盤・分電盤の設計及び製作。藤井産業の出資比率100%
資材を扱うグループが、盤の製作と電気設備工事の会社を100%子会社にした事例です。藤井産業の沿革には「買収し100%子会社とする」とあり、2018年12月の記載です。
最初の一歩は、匿名の相談で結構です。
- 1
匿名でご相談
社名の入力は任意です。売却をお決めでない段階のご相談を歓迎します。相談に費用はかかりません。
- 2
許認可と有資格者の棚卸し
電気工事の承継で最初に確認すべき許認可・資格の状況を整理します。ここに問題があると後の工程がすべて崩れるため、最優先で行います。
- 3
企業価値の整理と資料づくり
決算書に出ない価値を、買い手に伝わる形の資料に整えます。ここが評価額を最も大きく動かします。
- 4
買い手候補の選定と打診
打診してほしくない先を最初に伺い、候補から外します。秘密保持契約を結ぶまで、社名や所在地は買い手候補に伝えません。
- 5
条件交渉・最終契約・引き継ぎ
価格だけでなく、従業員の雇用、代表者保証の解除、引き継ぎ期間まで含めて条件を設計します。
電気工事業界の主な団体
- 一般社団法人 日本電設工業協会
- 電気設備工事業の全国団体。受注調査・会員企業調査・労務単価の集計を公表している
- 各都道府県 電気工事工業組合
- 地域単位の電気工事業者の組合
電気工事の承継について、よくいただく質問。
電気工事会社を売ると、建設業許可はどうなりますか。
社長が引退したら、許可と電気工事業の登録はどうなりますか。
電気工事業の登録は、会社を売ると引き継がれますか。
電気工事会社の売却額は、年商や利益率とどう関係しますか。
電気工事会社の倒産は増えていますか。
職人5名の小さな会社でも、買い手はつきますか。
取引先の電材屋さんに、売却の相談を知られませんか。
電気工事会社を買うとき、何を確認しますか。
川上と川下も、まとめて見ています。
電材卸から電気工事、盤の製造、計装まではひとつの商流です。 だから、業種をまたいで買い手をお探しできます。
電材卸・電設資材商社
電材卸の値打ちは、メーカーとの取引口座、得意先に貸している売掛金、動いている在庫、朝の現場に間に合わせる配送、それを回す営業…
見る →配電盤・制御盤製造
盤メーカーの値打ちは、工場の設備よりも、盤を設計できる人、図面を出してくれる取引先、品質を示す認定にあります。決算書にはどれ…
見る →計装工事
計装工事会社の承継で最初に確かめるのは、どの建設業許可で工事を受けているかです。計装工事業という許可はなく、法律の本文に「計…
見る →消防設備工事・点検
消防設備の会社が見られるのは、点検先の数と、免状を持つ人です。点検は消防法で義務づけられていますが、義務を負うのは建物の関係…
見る →電気通信工事
LAN配線、光ファイバ、防犯カメラ、入退室管理。電気工事と一体で請けている会社もある一方で、許可は別で、技術者になれる資格も…
見る →電気機器・産業用機器卸
モーター、インバーター、PLC、センサーを扱う機器卸の値打ちは、メーカーとの代理店契約と、客先の設備を理解して選定できる営業…
見る →防犯・防災設備(弱電・セキュリティ)
防犯カメラ、入退室管理、インターホン、非常放送。強電の電気工事でも、消防設備でも、警備業でもない谷間にある仕事です。建設業の…
見る →もう少し詳しく知りたい方へ。
社長が替わったら、いつものICカードで入札してよい?電気工事会社の電子入札をつなぐ準備
代表者が替わる電気工事会社の電子入札。資格変更届、電子証明書の名義、利用者登録、参加中案件の切替を分け、旧ICカードの扱いを発注者ごとに確かめます。…
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事業譲渡で雇用先が変わる場合の個別承諾と説明内容を、2026年適用の厚生労働省指針で確認。現場・勤務地・賃金の条件表を作ります。…
読む →会社を売る前に株主名簿が見つからない|登記簿・申告書との違いを確認
株式譲渡の準備で確認する株主名簿、定款、過去の株式異動、株券発行の有無。税務申告書や登記簿だけで株主を確定しないための整理です。…
読む →個人事業の電気工事店を引き継ぐには|屋号・登録・契約を分けて考える
個人事業の電気工事店には会社の株式がありません。登録に係る事業全部の譲渡、建設業許可、取引契約を分け、引継ぎ前に揃える資料を説明します。…
読む →棚の奥の古い機器、会社と一緒に譲っていい?PCBを見落とさない承継準備
古い変圧器やコンデンサーを会社と一緒に渡してよいとは限りません。使用中と保管中の廃棄物、所有者と管理者を分け、PCBの確認を承継準備に組み込みます。…
読む →従業員の給料を守れる見積書になっていますか?会社を継ぐ前の労務費の見直し
忙しいのに賃上げの原資が見えない。電気工事会社を継ぐ前に、総額だけの見積りを見直し、労務費・必要経費と値引き判断の根拠を残す準備を説明します。…
読む →電気工事会社・電材卸の売却相場|国の集計で見るEBITDA倍率と、幅が出る理由
電気工事・電材卸の売却相場を、中小企業庁の登録制度の集計(2024年度版・株式譲渡)で確認します。EV/EBITDA倍率の中央値は設備工事業6.7倍、機械器具卸…
読む →電気工事会社を買う前に確認する12項目|許可・主任電気工事士・経審・名義・未成工事
電気工事会社を買う前に、許可・人・数字・労務・名義・契約で何を確かめるか。12項目それぞれの「何を」「どの書類で」「危険信号」「確認できないときの扱い」を表にし…
読む →専任技術者(営業所技術者)が退職したら|2週間以内の手続きと、後任がいないときの許可
専任技術者(いまの名称は営業所技術者)が辞めたら、後任がいれば2週間以内に書類、いなければ2週間以内に届出が要ります。後任がいないと許可は取り消される仕組み、電…
読む →建設業許可の廃業届・電気工事業の廃止届を出す前に|一度消えた許可は戻らない
建設業許可の廃業届はやめた日から30日以内、電気工事業の廃止届は別に必要です。出すと許可と登録は消え、取り直すなら新規申請になります。誰が・いつまでに・どこへ出…
読む →従業員承継(番頭・技術者に会社を継がせる)|株の資金・個人保証・許可要件の3つの壁
従業員承継で止まるのは、株を買う資金・個人保証・許可の人の要件の3つ。公庫と保証協会の枠、保証の特則、経管と主任電気工事士の数え方を国の一次資料で整理し、MBO…
読む →M&A・合併で経審と入札参加資格はどうなる|電気工事会社の承継で確認すること
株式譲渡なら経審の結果も入札参加資格も会社に残ります。事業譲渡・合併・会社分割では、新しい体制の経審と、発注者ごとの承継・再申請が要ります。国交省の通知と、国・…
読む →建設業許可は買える?許可付きの電気工事会社を引き継ぐ条件
建設業許可だけを買うことはできません。許可付きの電気工事会社を株式譲渡・事業譲渡で引き継ぐ方法と、買い手が満たす経営業務の管理体制・営業所技術者・財産的基礎・欠…
読む →建設業許可・主任電気工事士の名義貸しを考える前に|人が足りない会社の合法的な3つの道
経管・営業所技術者・主任電気工事士が足りず、名義だけ借りることが頭をよぎったときに。何が虚偽の届出にあたり、条文で何が起きるか。資格者を迎える・社内の人を立てる…
読む →みなし登録電気工事業者とは|会社を売る・合併・相続のときの届出
建設業許可を持つ電気工事会社は、電気工事業法では「みなし登録」の扱いです。登録業者のような承継の定めは適用されず、株式譲渡なら変更届、事業譲渡・合併・相続は受け…
読む →主任電気工事士がいない・退職したら|2週間以内の選任と、会社を続ける・引き継ぐ道
主任電気工事士が欠けたら、知った日から2週間以内に選任します。社長本人が主任を兼ねている会社は、社長が退く日が起点です。要件、実務3年の数え方、届出の期限、後任…
読む →経営業務の管理責任者が退任・死亡したら|建設業許可を残す3つの手と2週間の期限
経営業務の管理責任者(経管)が欠けたら、2週間以内に代わりの者の書類か届出が要り、基準を満たさなければ許可は取り消されます。社長ひとりが要件を満たす会社が許可を…
読む →電気工事のことは、電気工事を知る相手に。
売却をお決めでない段階で結構です。
「うちはいくらぐらいなのか」だけでも、お答えできます。
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