売ると決める前に、
確認しておくこと21項目。
電設の会社の承継でつまずくところは、だいたい決まっています。 特に許認可は、問題が見つかってから対策すると時間が足りません。 印刷して、社内でお使いください。
メールアドレスと引き換えにはしていません。全部そのまま読めますし、 印刷もできます。まだ決めていない段階の方に、 先に連絡先を出させるのは筋が違うと考えています。
1許認可(ここが最優先)
ここに問題があると、条件が固まってから話が振り出しに戻ります。対策には時間が要るので、いちばん先に確認してください。
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建設業許可の「経営業務の管理責任者」の要件を、社長以外に満たす人がいる
役員等としての経営経験がある人が必要です。名前だけの役員では要件を満たしません。
社長のみの場合、退任と同時に許可が維持できません。500万円以上の工事を請けられなくなります。
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主任電気工事士が社長本人ではない
電気工事業法上、営業所ごとに選任が必要です。
社長本人の場合、退任時に登録の要件を欠きます。
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建設業許可と電気工事業登録の両方の状態を把握している
所管が国交省と経産省・都道府県に分かれた別制度です。建設業許可があれば「みなし登録(届出)」が必要になります。
「許可があるから登録は不要」という誤解のまま無登録営業になっている例があります。
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営業所ごとの専任技術者の配置を把握している
原則として現場との兼任ができません。営業所の統廃合を検討する際の制約になります。
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許可の更新期限と、直近の変更届の提出状況を把握している
未提出の変更届があると、デューデリジェンス(買い手による買収前の調査)で必ず指摘されます。
2人(有資格者・キーマン)
買い手が本当に欲しいのは、売上や利益ではなく人です。誰が抜けたら何が止まるかを、先に整理しておきます。
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有資格者の氏名・資格種別・年齢の一覧がある
第一種/第二種電気工事士、電気主任技術者、施工管理技士、計装士、消防設備士など。人数だけでなく年齢構成まで見られます。
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「この人が辞めたら何%の売上が飛ぶか」を説明できる
営業担当と取引先の関係、盤の設計者、現場を仕切る職長。買い手は必ずここを聞きます。
答えられないと、買い手はリスク分を値引きして提示します。
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社長がいつまで関われるかを決めている
即引退・1年・3年で、取れる選択肢も価格も変わります。許認可の要件と直結します。
3数字(決算書に出ないものを含む)
実力の利益を示せるかどうかで、評価が変わります。
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案件別・得意先別の粗利が出せる
工事台帳、未成工事支出金。どの仕事が儲かっているかを説明できる状態か。
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退任予定の役員報酬と、節税目的の費用を分けて把握している
経営者保険、社用車、交際費。買い手にとっては「戻ってくる利益」なので、企業価値に加算されます。
分けていないと、実力より安く見積もられます。
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借入残高と、代表者保証の状況を把握している
株式を譲渡しても保証契約は自動的には外れません。
曖昧なまま進めると、会社を渡したのに保証だけ残る事態が起こり得ます。
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(卸・商社)品種別の在庫年齢を出せる
2年以上動いていない在庫が何割か。棚卸金額ではなく中身を見られます。
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(卸・商社)メーカー特約店口座の一覧と、掛率・支払条件を整理している
新規開設が難しいため、買い手にとって最大の価値になります。
4取引先と契約
譲渡後も続く関係かどうかを、買い手は見ています。
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上位得意先の売上構成比を把握している
上位3社で何%か。集中しているとリスクとして扱われます。
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その取引が「社長個人の関係」ではないことを示せる
供給力・納期対応力・技術力に基づくものだと示せれば、集中度のマイナスをカバーできます。
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保守・点検の継続契約の本数と年間額を把握している
毎年必ず発生する売上は、企業価値の算定を容易にし、評価倍率を押し上げます。
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主要な契約書に、支配権が変わったときの条項があるか確認した
メーカーの代理店契約に多く含まれます。承諾が必要な場合、誰がいつ話を通すかの設計が要ります。
順序を間違えると、代理店権を失うおそれがあります。
5進め方
価格の前に決めておくと、後で揉めません。
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従業員にいつ伝えるかを決めている
早すぎると、確定していない話で現場が動揺して退職につながります。
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譲渡してほしくない相手(同業・取引先・メーカー)を挙げられる
買い手候補の選定から外すために、最初に伺います。
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屋号を残したいかどうかを決めている
地域や取引先との関係が屋号に紐づいている場合、買い手にとっても残すほうが合理的です。
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従業員の雇用・給与・勤務地について、譲れない条件を決めている
契約条項として盛り込めます。価格より先に決めるべき項目です。
全部そろっている会社のほうが稀です。重要なのは、 どこに問題があるかを先に知っておくこと。 特に許認可の項目に「いいえ」があった場合は、対策に時間が要るので、 売却を具体的に決める前にご相談ください。費用はかかりません。
「いいえ」の項目について、聞いてください。
どう直せばよいか、どれくらい時間が要るか。 売却をお決めでない段階のご相談で結構です。
お電話でも承ります:03-3833-6431
- 相談は無料
- 匿名で可
- 同業には知られません